社会統合プログラム（KIIP）の授業について
私は、韓国語については大学生の時の第二言語として少し勉強し、仕事に就いてからはほとんど勉強せずに過ごしてきました。
そして渡韓前に焦って、大阪の韓国語教室に通い始め、そちらで1年間勉強した程度でした。そのため、初級２程度のレベルで韓国に移住した状態です。
韓国に来てからは語学堂で勉強するか、ソウルまで行って塾で勉強するか…社会統合プログラムだけにするか…悩みましたが、どちらにせよ今（入国をした2021年の春）はオンラインなのだから、まずは無料で受けられるものでやってみよう！と、考えました。
また、後々 永住権を申請するときに必要になるとのことだったので、社会統合プログラムを受講することにしました。
テスト、授業等のスケジュールは次の通りです。
事前評価テスト（사정평가）
TOPIKを受けていれば、連携させて事前評価テストを受けずに申請できるのですが、私はTOPIKを受けていないので事前評価テストから受けました。
事前評価テストの勉強方法
事前評価テストについては過去問題のテキストが売っているので、それを解いてもいいと思います。私は、YOUTUBEのサイトで練習問題を解きながら練習しました。
事前評価テスト当日
テストは大学等で行われます。筆記試験50問（60分）＋口述試験５問（10分）です。
筆記試験のあとに口述試験があるのですが、待ち時間が１時間以上ある場合があります。試験会場の前で携帯電話を預けなければならないので、待ち時間の間はお昼寝か本で勉強するか・・・みなさんそれぞれ静かに過ごしていました。
口述試験は５人ずつくらいで行われていました。
授業について
評価テストが終われば授業の申請ができます！私は事前評価テストを申請してから授業開始までに3ヶ月程かかったので、とっても長い道のりに感じました。
そのため、やっと授業が始まったときはとても嬉しかったです！
授業開始１週間前ほどに、カカオトークのグループを担当の先生が作ってくださいます。
「授業開始までにオリエンテーションしますよ～！専用アプリ（Webex）ダウンロードしてくださいね～！教材も注文しておいてくださいね～！」などの連絡をいただけます！
授業時間数は、0段階は15時間、1～4段階までは100時間、5段階は基本70時間/深化30時間となっています。
私は４段階からのスタートで、１日3.5時間・週３日クラスを受けていました。受講タイプは週末クラス・平日クラス・お昼・夜クラス…と多用なのでご自身のスケジュールに合わせて受けることができます。
意外と楽しかったオンライン授業
オンライン授業はきっと聞いてるばかりなんだろうな～と、正直期待していませんでした。
ですが、先生がすごくすごく素敵な方で、授業のテンポがいいし、説明もわかりやすいし、話せる時間もバンバンとってくださるし、想像以上に学びある時間となっていました。
授業は11人で、メンバーは・・・ベトナム、中国、香港、フィリピンの方たちでした！日本人は私ひとりやったよ～！
授業の合間にペアトークの時間を設けてくださって、そこで余った時間にフリートークもできたのでみなさんと関わることができ、面白かったです！
毎回授業のあとに宿題が出ます。問題を解く＋試験対策用に100字の作文練習→写メで先生に送る・・・という形式です。
先生が丁寧に修正して返信してくださいます。本当に最後まで丁寧に見てくださって、大感謝です。
中間評価テスト(중간평가)
４段階が終われば中間評価テストが待っています。私は事前評価テストと同じ会場で受けました。
中間評価テストのときは問題集を購入し、勉強しました。私はこのテキストがとても勉強しやすかったです！
作文の例文や、口述試験の模範解答も載っているので、こちらを参考にしながら韓国の友達と練習していました。
当日は…事前評価のときとちがってにぎやかな試験会場だったというのが印象です。
試験内容は、筆記試験（選択40分＋作文10分）30問＋口述試験5問（10分）でした。
「試験問題は『はじめ』の合図まで見てはいけませんよ～」と、何度も監督さんに説明されているのに、見ちゃった人がいて怒られていたり、
口述試験の待ち時間は楽しそうに、色んな言語でお話ししている方たちがいっぱいだったりで、そんな雰囲気がちょっと面白かったです。
私もなぜか、バングラデシュの二人組に「どこから来たの？なにしにきたの？」と話しかけられました。
まとめ
今回は、簡単にテストと授業についてお話ししました。
授業の内容はほとんど同じなはずですが、先生によって雰囲気は異なると思います。
個人的には、無料でこれだけ見てもらえるなんて、ありがたく、満足できるプログラムでした！
今日もありがとうございます♪
