夢見た海外移住で、溢れる憂鬱気分。
婚姻届け提出から始まり、結婚移民ビザの申請、PCR検査…などなど苦労してやっと手に入れた海外移住への切符♪
夢の海外移住生活に胸を膨らませたのも束の間。
特に、コロナ真っただ中ということもあり、2週間の隔離生活と、その後の数週間が本当に大変でした。
何もかもが新鮮だった初めの数週間は、DAISOに散歩に行くだけでもワクワク♪
ところが、そんなルンルン気分も長くはもちません。
気が付くと、現地の友達がほとんどいない・仕事もない・言葉も不十分・韓国の授業もすぐに受けられるわけではない・文化もちがう・一歩外に出れば緊張しっぱなし…と、想像以上の孤独と日本との生活ギャップにやられていました。
そして、日本とは真逆の生活環境に陥れられ(自分で決めてきたくせに…^^;)
こんなはずじゃなかった‼
と…何か特別なことがあったわけでもないのに疲れる・やる気がない・ダークな気持ち…そんな日が時々訪れるようになりました。
まさに、憂鬱気分に溢れていたのです。
その中で、なんとか心を穏やかに保つために大事にしたことがルーティンワークです。
ルーティンワークって、とても大切だと聞きますよね!
イチロー選手の打席に入った時の構えとか、五郎丸選手のポーズとか…あれもルーティンですよね。日本にいたときは、自身の生活の中ではそこまで意識したことがなかったのですが、異国の地に来てからものすごく意識するようになりました。なので、そのことをお話ししようと思います。
そもそも、新しい環境の変化によって受けるストレスは大きい‼
韓国にきてすぐだったときのこと。いろんなことが変わりすぎてたみたいです。
仕事、住む家、一緒に住む人、周囲の環境・・・数えたらきりがないくらい変化が大きかった韓国移住。「大好きな人と一緒に住めるようになった♡」というハッピーな変化も含め、とにかく変わったことがたくさんありすぎました。
こちらは、Holmes&Raheの社会的再適応評価尺度といって、生活上の出来事によって受けるストレスを0点~100点(得点が高い方が負担が大きい)で得点化したものです。
★ | 生活上の出来事 | ストレス度 | ★ | 生活上の出来事 | ストレス度 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 配偶者の死 | 100 | 23 | 息子や娘が家を離れる | 29 |
2 | 離婚 | 73 | 24 | 親戚とのトラブル | 29 |
3 | 夫婦別居生活 | 65 | 25 | 個人的な輝かしい成功 | 28 |
4 | 拘留 | 63 | 26 | 妻の就職や離職 | 26 |
5 | 親族の死 | 63 | 27 | 就学・卒業 | 26 |
6 | 個人のけがや病気 | 53 | 28 | 生活条件の変化 | 25 |
7 | 結婚 | 50 | 29 | 個人的習慣の修正 | 24 |
8 | 解雇・失業 | 47 | 30 | 上司とのトラブル | 23 |
9 | 夫婦の和解・調停 | 45 | 31 | 労働条件の変化 | 20 |
10 | 退職 | 45 | 32 | 住居の変更 | 20 |
11 | 家族の健康上の大きな変化 | 44 | 33 | 学校を変わる | 20 |
12 | 妊娠 | 40 | 34 | レクリエーションの変化 | 19 |
13 | 性的障害 | 39 | 35 | 教会活動の変化 | 19 |
14 | 新たな家族構成員の増加 | 39 | 36 | 社会活動の変化 | 18 |
15 | 仕事の再調整 | 39 | 37 | 1万ドル以下の抵当(借金) | 17 |
16 | 経済状態の大きな変化 | 38 | 38 | 睡眠習慣の変化 | 16 |
17 | 親友の死 | 37 | 39 | 団欒する家族の数の変化 | 15 |
18 | 転職 | 36 | 40 | 食習慣の変化 | 15 |
19 | 配偶者との口論の大きな変化 | 35 | 41 | 休暇 | 13 |
20 | 1万ドル以上の抵当(借金) | 31 | 42 | クリスマス | 12 |
21 | 担保,貸付金の損失 | 30 | 43 | 些細な違反行為 | 11 |
22 | 仕事上の責任の変化 | 29 |
つまり、配偶者の死をストレス100とすれば、結婚というハッピーなライフイベントですら50のストレスを受けるということが示されています。
結婚で海外移住をした場合…結婚(50)+退職(45)+経済状態の大きな変化(38)+生活条件の変化(25)+住居の変更(20)…=178…のストレスを受けていたといえます。
人は変化を好まない生き物だといわれています。
そこで、変化だらけの海外移住でいかに無変化を作り出すか…を考えました。
それが生活のルーティン化です。
同じ時間に決めたことをする。同じ曜日に同じことをする。それだけです。
★考えるきっかけとなったのは、隔離中にお世話になった『中田敦彦のYOUTUBE大学』です。似たような時期にあっちゃんもシンガポールに移住したので、隔離中から毎日見ていましたが。ルーティンについてはセカンドチャンネルでもお話ししていました。
生活をルーティン化してみてよかったこと
ということで、なんとなくの24時間を過ごすのではなく、まずは1週間のスケジュール、そして1日のだいたいのスケジュールについて見直しました。(日本で働いていた時は、自動的にタイムテーブルが組み込まれてたんだなぁ~と当たり前のことに気づかされました。)
1日のタイムテーブルを作ってみると、案外その通りに実行できるものですね。
では、実際に韓国に来てからルーティン化してみて、よかったことについてお話しします。
1. ストレスを1つ軽減!
人は毎日様々な選択に迫られ、1日にかなりの回数の決断をしながら生きていると言われています。ところが、生活の中でのルーティンを決めてしまうことで選択する回数も減るので、思考の負担を減らすことができました。
特に!私は邪念にとりつかれることが多いので、考えることが1つ減っただけでも救いとなりました。
2. 習慣化→継続は力なり
ルーティン化すると、無意識的に行動できるようになるとも言われています。習慣化すると毎日継続して積み重ねることもできますね!そうなれば自ずと力がついてくるはずです。
- 朝の筋トレ
- 韓国語学習の時間
- ○○したあとに、□□をするようにする・・・など
3. これからの目標やしたいことを見つけられる
ルーティン化により心が安定してきたら、さらにその先を考え始める冷静な余裕が生まれてきました。
どんな仕事をできるか、どんなライフプランにするか…私はこの期間に韓国語の履歴書や自己紹介文まで作っておいて今後の準備を進めることができました。
まとめ
心穏やかに過ごすために、簡単にすぐ実践できるところから始めてみられたらいいですね。
海外で住んでいるだけでも立派なことなんだから、無理せず自分に優しく過ごせられたらハッピーになれそうですよね♪
ルーティン化で半歩先へ♪
今日もありがとうございます。