社会統合プログラム(사회통합프로그램)５段階の授業から総合評価まで
昨年の６月に社会統合プログラムの事前評価テストを受けてから、約１年。４段階授業→中間評価テスト→５段階の授業の過程を無事に終え、総合評価まで受け終わりました。
今回は５段階の授業～総合評価までをお伝えします‼
４段階＋中間評価についてはこちらをご覧ください。
社会統合プログラム５段階の授業
5段階の授業は全100時間。ですが、韓国社会の理解【基本】70時間＋【深化】30時間あり、深化に関しては帰化申請予定の方が受ける授業となっていました。私は永住権用でしたので、70時間だけ受けました。
５段階の授業は文法の学習ではなく、韓国社会の基礎知識を勉強する講座でした。そのため、４段階までのような会話練習はほとんどなく、先生のお話を聞く時間がメインとなります。時々、「母国ではどう～？」と話をする時間を作ってくださいましたが、少ないです。
レベル的には,小学校５～６年生で学習するような地理・歴史・政治・文化・経済についての話です。
この授業のおかげで、今までなんとな～く知っていた知識を、きちんと覚えることができました。景福宮に行っても、「あ、イスンシン(이순신)‼」と言えるようになりました。
地理や歴史は特に、授業を通して考えさせられることが大きかったように思います。
日本で教えている内容も事実ですし、韓国で教えている内容も事実。
どちらが正しい？ではなくて、それぞれでどんなことを教わってきたのか、どんな教育を受けているのか、目の前にある事実を確実に「知る」ことが大切なんだと思います。一番こわいことは「無知」。
日本人として、韓国で生きていくなら「知る」ことを怠ってはいけないなと思いました。
・・・そんなことも考える機会となったので、この授業を受けられてよかったです♪
社会参加型教育(사회참여형 교육)
そして、70時間のうち10時間は社会参加型教育(사회참여형 교육)といって、外部講師の方の授業でした。こちらは本来の日程ではなく別の時間に受けなければならないものでした。
普段の授業が平日クラスでも、こちらの授業は週末の２時間×5回となってしまいました。
メンター教育(멘토교육)・消費者教育(소비자교육)・生活/法律教育(생활/법률교육 )・犯罪予防教育(범죄예방교육)
…などがあります‼
それぞれの専門分野の先生がお話ししてくださるので、新鮮で面白かったです。
総合評価テスト
５段階の授業を修了したら、ファイナルステージ、総合評価試験です‼
総合評価テストに向けての勉強
試験勉強は、教材を読んだり、テキストの問題を解いたりしながら覚えました。
過去問題も購入し、２～３回練習しました。
面接問題については韓国の友達や旦那さんに何回か練習に付き合ってもらいました。いつも感謝です。
友達とカフェで「選挙の四大原則は？」「50000₩の人物はだれ？！」とか話しているのが、ウケますよね‼笑
あとはYOUTUBEを見ながら要点を確認していました。
総合評価テスト当日
しかし…本番は撃沈でした。。
正直、60点ボーダーなので、60点は余裕だろぅ…と甘く見ていた自分がいたんだと思います。
筆記の問題も確実ではなく、作文も時間がギリギリ…口述試験にいたっては書いてあるはずの文字が見つけられない。。まだまだ勉強が必要でした。
筆記で１番『？？』になったのは、한복(韓服)についての問題です。
男性と女性のちがいならわかるのですが、季節ごとのちがいまでは勉強していませんでした。
でもたしかに、教材にはのっているんです。
한복은 계절에 따라 옷감이 다르다.여름에는 바람이 잘 통하는 삼베나 모시로 옷을 만들어 시원하게 입었고,겨울에는 솜이나 비단으로 옷을 만들어 따뜻하게 입었다.
사회통합프로그램 한국사회 이해
夏には삼베나 모시(麻布やからむし)、冬には솜이나 비단(綿や絹織物)。
そんなの知らない‼
…じゃなくて、結局は、麻・綿・絹…といった単語を覚えなければならなかったということですね。。
口述試験についてはまずはお馴染みの、長時間待機。外国人登録証の番号順に試験が行われるので、若ければ若いほど待機時間が伸びるシステムです。今回は過去最長の2時間15分の待機でした。(１時間お昼寝＋１時間勉強で過ごしました。)
何回受けても緊張するテスト内容は
①一人暮らしが増えている原因は？（文の中から）
②一人暮らしへのサービス業にはなにがある？（文の中から）
③一人暮らしの人に対して一番必要だと考えるのもはなに？
④あなたの住んでいる都市はどんな特徴があるのかを紹介してください。
⑤公的扶助の種類は何がありますか？
「公的扶助の種類？！？！」と、頭が真っ白になりました。
やはり…教材の細かい所まで勉強しなければ得点できない試験でした。
永住権取得まで
結果は１週間後に出ます。
ひやひや・ドキドキしましたが、なんとか合格していました。
１年間の長旅はいったん修了です。嬉しい^^
落ちたら落ちたでまた受けたらいいのですが、やっぱり試験を受けるとなると神経を使うし、お金も1回38,000₩が飛んでいくし、早めに終わらせるに越したことはないです。
さて、総合評価テストに無事、合格すれば永住権申請のチケットを取得できます。
ただ、F-6ビザの場合は韓国に２年以上滞在していなければいけないので、申請もそれからということになります。来年まで待とうと思います。
まとめ
長いようであっという間だったKIIP学習の日々。
永住権も無事に取得できますように。
今日もありがとうございます♪
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